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永遠の命より、見つめていたい一生があるのね。VAMPIRE’S LOVE
つい二日前。
台所で転びました。
なんての??最近よく転ぶんですけど、(ああ、最近でもないか。国立の時も天×HYの時もすっころんだっけ。)そのたびに感じるんですよ。
自分の反射神経とか、空間認知の能力低下。はたまた自分の重量と身幅の認知不足。
これは、言いたくないけど。。。。やっぱり老化現象なんですかね。。。。
そういえば会社の保健師さんとの面接の時間を確認されたとき「年齢的に更年期障害が。。」とか次長が言ったので「そんな物、とっくに過ぎましたけど。」と返しつつ、じゃぁ、そのあと来るのは何なんだ???ボケか?なんて、心の中でセルフ突っ込みしましたとさ。とほほ。。。

そんなワタクシ「VAMPIRE’S LOVE」に老いることへの幸福感なんかを見つけたのですよ。
長岡でみんなを感動させたPV。
大絶賛で、こんなに楽しみにしたオンエアはありませんでしたよ。
発売日までお預けするファンも、いち早く動画で見るファンも色々でしたが、ネタバレしない感想を心がけたつもりです。
私は我慢しないファンでしたので。

切なくて泣けたと言う前評判を聞いたとき(監督が二階さんだったこともあって)、「下弦の月」みたいのだったら嫌だなと思ってました。
永劫この世に漂うシチュエーションなら「MOON CHILD」の方が自分を納得させられたので。

とにかく、私的にHYDEがひとりぼっちで恋人の生まれ変わりを待ちわびて白夜を彷徨うような物語では、救いがなさ過ぎて引きずってしまってつらい。
MOON CHILDは劇場とDVDとBlu-rayで数回見ましたけれど、下弦の月は実は一度しか見てないのです。。。
少女漫画が原作で、ヒロインは栗山千明であるにもかかわらず「HYDEを選んで上げて~。幸せになって~~~」って・・・。アホですね。
引き替え、何であれ、がっちゃんと一緒なら灰になってもハッピーとか、もう、私が救われない。

MVを見終わって。。。。。
私、凄く幸せな気持ちになりました。
「はぁ????」って言われましたけど。

いや、確かに恋人(奥さん??)に先立たれ、あまりに深い悲しみ故(なのか経緯がわからない)にVAMPIREになった彼。
これはジバニャン的存在だとするならば。。。ね。
その面影にそっくり(って言うか生まれ変わり?)な女性をみつけてときめく。
バレエを踊る彼女を窓越しから見つめる、ありがちだけれど、初々しいシーン。
バラの茎を握って出血した血をぬぐう表情が可愛らしくて、これ、どこかでこんな場面をみたぞ~~。と遙かな記憶を辿りましたら。。。
「小さな恋いのメロディー」だ!と思い当たりました。
バレエのレッスンをするトレーシイ・ハイド(やだ、ハイドよ。笑)をドア越しに見つめるマークレスター。
もう、少年ですね。。。
首筋がクローズアップされるのが、血潮が流れてる生気の躍動なんかを感じて、血液パックでは我慢できなくなったか、人間を襲ってしまうシーンも、すごく心情的に理解できると思いました。
自分の中に「生きる」事のあこがれがまだちゃんとあるのだって。
だから脈打ち流れる血液に惹きつけられる性なんかが皮肉だね。。。。

優しいシーンはまだたくさんありました。
急に降ってきた雨を恋人と二人でコート羽織るシーン。
吸血鬼にとって命綱にも近い紫外線よけの傘(って言うと現実的だわ)をせっかく貸すつもりだったのに気づかず行ってしまう報われない場面。

でも、彼女にはちゃんと彼女を幸せにしてくれる人がいるのを理解していて、影からそっと見守ってるのもけなげです。
彼女が車に轢かれそうになって身を挺して守り、道路に倒れる彼の瀕死の表情が、どこか満足げに見えるのは錯覚でしょうか。。。
結局彼女を仲間にすることはなかった彼。
所々幸せだった頃の自分と妻のシーンを織り交ぜて、彼女が妻とは違う人間であることを納得させているようにも見えましたね。

最後、年老いた彼女のベンチにバラを置くシーン。
私はここに一番昂ぶりました。。
彼は、年齢を重ねることがかなわなかった自分の妻を彼女の姿に投影していたのではないかと。
きっと、人間として生きていた頃はこんな風に二人で共に生きて年を取って行く事を信じて疑わなかったのだろうな。。。。
永遠の命は(木原敏江で言うならば「不死は人間の夢です」なのかもしれないけど)むなしいだけです。
たかだか80年でも、それが輝きだと。。。

二人で一緒に年老いて人生を全うできることの幸せをしみじみ感じてしまいました。
あぁ、私が足下おぼつかない年齢にさしかかったからか。。。。(と、冒頭のぼやきに戻る)

そして、K.A.Zさんです。
人間に未練のない、いっそすがすがしい程のエドガーでした。
でもね、これ 「EVANESCENT」のMVでも感じたのですが、静かに慟哭するからこそ悲しみはえぐるように強いのだろうと思われるHYDEさんの傍らで、慰めるわけでも、叱咤するわけでもなく、黙っていたわるようにギターを爪弾く姿がマチアスでね。。。。
EちゃんはあそこでHYDEが灰になったら世間が大騒ぎしてめんどくさいから助けたのよ。とかつぶやいていましたが、まぁ、それはそれとしておもしろいかもしれないけど、いつまでも人間に焦がれるHYDEをそれごと包んでいるのだなと、その慈しみ深い風情がやはり見終わったときの幸福感にひと役買っている感じがします。

セピアの世界で小鳥の鳴き声の響くうららかなガーデンで踊る妻を優しく見つめる彼。
彼女の膝下が軽やかに蹴り上げられた一瞬で映像は終わりです。

本当にすてきなMVでした。
HYDEさんの中のヴァンパイアのあり方が少しわかる気がして幸せでした。


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コメント
この記事へのコメント
不死と老い
木原敏江の言う「不死」は「オニ」の語源でしたね。人は不死への夢を見ながらも、そこに鬼を感じているのかもしれません。その鬼とは、駐車場で人を襲うことではなくて、彼女を影で見つめることしか叶わない存在であることなのでしょう。
マークレスターはちゃっかりトレーシーハイドと上手いことやり、残されたジャックワイルドに寂しい想いをさせましたけど、バンパイヤには遠く続くトロッコを一緒に漕いでいく未来が見えません。
ああ、そういえば、小さな恋のメロディーにも、お墓でアイドルのポスターを広げて横たわるシーンがありましたね。それから、夫婦で亡くなった日付が近いお墓を見つけてこんな夫婦になりたいと誓い合う幼い2人なんてシーンもありましたよね。
バンパイヤにはそんな未来を想像することができない。
私もラスト近くの公園のシーンに涙しました。年老いるまでずっと見守っていくことを全うできたバンパイヤの幸せそうな微笑みが、不老不死を越えてちゃんと一緒に年を取っているように思われて。。。
シザーハンズという映画のラストを私は嫌いなのです。女性が若いうちだけ一緒にすごし、年老いてからは一緒に暮らしていないファンタジーの世界の住人のように受け取ってしまったからなのですが。
でも、バンパイヤズラヴのMVでは、彼女のこの先も見届けるのではないかとさえ感じられるのです。全介助になって公園にも出かけられなくなったとしても、彼は赤いバラを届け続けるのではないだろうか。
彼女を見守り続ける彼を、また見守り続けてくれるマチアスもいる。愛が感じられる映像を作ることができる人は、愛を感じているんでしょうね。
私もラストの思い出の中の彼女が踊りながら足をキュッと上げる瞬間、鳥の声とともに締めくくられるシーンが大好きです。「私の人生は貴方を愛するためのものでした。」という歌詞が浮かびます。バンパイヤの彼にとってはラストではないのでしょうが。
幸いにも年をとることができる私たちは、これからも悲しんだり笑ったり怒ったり恨んだり。。。それは本当のオニではなく、オニとはそういうことに関われなくなることなのだろうと思いました。
2014/10/16(木) 00:22:57 | URL | ちさとん #-[ 編集]
ちさとんさん
ちさとんさん、お返事遅くなってすいません。
> 木原敏江の言う「不死」は「オニ」の語源でしたね。
よくおぼえてるなー。私って、印象に残る部分だけをフラッシュのように思い出してるかんじなので、感心する。
そうそう、銀河そうなの!は読まれましたか??
あの一族には永劫存在し続けることが悲愴ではありませんでしたね。
同じバンパイアをテーマにしてもどこか救われたりしていました。

人は死んで何処に行くのか分からないけど、もし、生き続けられるならあんな出会い方素敵だなーって、最終回で思ったよ。
輪廻転生を信じる信じないは別として、どの時代にも愛おしい人が存在しているのは幸せなことだよね。
たとえ相手が年老いていっても、その生涯が幸せなものであれば見守る立場でも救われるのではないかしら???なんてね。
幸いにして、私たちは死ねるわけなので、HYDEさんの言う亡くなる瞬間に自分に対する評価が少しでもより良いものであるよう、願ってます。
2014/10/30(木) 16:44:12 | URL | せいら #-[ 編集]
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